目次
お年賀のしの必要性と種類
なぜお年賀にのしを付けるべきか
お年賀にのしを付ける理由は、目上の人への感謝の気持ちを伝えるために重要です。お年賀は新年の挨拶として欠かせないもので、その表現方法としてのしは必須とされています。のしには「御年賀」「御年始」といった表書きを濃い墨筆で記入し、水引の結び目より下に送り主の名前を記入します。最近では、無地のし（表書きや名前を記入しない）を使用することもあり、特に親しい間柄では表書きや名前を省略することもあります。
お年賀のし紙と短冊の種類
お年賀のし紙には紅白の蝶結びが使われ、表書きには「御年賀」「お年賀」「賀正」「迎春」などが一般的です。短冊のしもお年賀に使用でき、これは縦長の簡易版のしで、贈り物をあまり堅苦しくしたくない場合に選ばれます。また、「内のし」と「外のし」の選択肢があり、お年賀ギフトでは「外のし」が一般的です。外のしは品物を包装した上でのしを掛けるため、贈り物が誰からのものか一目で分かります。
お年賀のしにおけるマナーと名前の書き方
お年賀のしの正しい表書きと名前の書き方
お年賀のし紙には「御年賀」や「御年始」といった表書きを、水引の結び目より上に濃い墨筆で記入します。また、「賀正」と入れることも一般的です。名前は水引の結び目より下に記入し、表書きより少し小さくするとバランスが良いです。
夫婦でお年賀を贈る場合ののし名前の書き方
夫婦でお年賀を贈る場合、のし紙に名前を記入する際は、右側に夫のフルネームを、左側に妻の下の名前のみを記入します。この書き方は、一般的な夫婦間の礼儀として広く受け入れられており、夫婦の結びつきを示すマナーとして重要視されます。
お年賀の贈り方とお返しのマナー
お年賀の正しい贈り方と訪問時の注意点
お年賀は直接手渡すものであり、訪問する際のマナーには注意が必要です。訪問前には事前に電話で相手の都合を確認し、元旦や午前中を避けて2日か3日の午後に訪問することが望ましいです。食事時間を避けて訪問し、長居をしないことが重要です。また、お年賀は風呂敷や紙袋に包んで持参し、相手の前で開けて渡します。郵送の場合は、自宅から送ることがマナーです。
お年賀を受け取った際のお返しのマナー
お年賀を受け取った際のお返しは、基本的には不要です。しかし、訪問者に手土産を持たせる場合は、「お年始」や「寿」の表書きをした品物を用意すると良いでしょう。また、日頃から大変お世話になっている方々への感謝の気持ちとして、受け取る側も訪問してくれたことへの返礼を用意するのが礼儀とされています
特別な状況下でのお年賀のマナー
喪中の際のお年賀の扱いとマナー
喪中の際のお年賀に関しては特別な配慮が必要です。喪中期間中は一般的にお正月行事を行わないため、しめ縄や鏡餅、門松などの飾りを控えるのが通例とされています。そのため、喪中の人へのお年賀は避けるべきであり、相手が喪中であることを知っていれば、お年賀を控えるべきです。また、自分自身が喪中の場合も同様にお年賀を避け、代わりに寒中見舞いのはがきを送ることが一般的です。
お年賀のしの名前に関するよくある疑問
名前を書かないのしはあり？
お年賀のしに名前を書かないケースもあります。特に親しい間柄の場合、表書きや名前を省略することも一般的です。一方で、正式な贈り物としてのしを用いる際には、名前を入れることがマナーとされています。その際、名前は「御年賀」などの表書きよりも少し小さめに入れるとバランスが良いです。
「外のし」と「内のし」の違いと選び方
「外のし」とは、包装紙で品物を包んだ後にのしを掛ける方法です。この方法はお年賀など、手土産として持参する際に適しています。「内のし」は、品物に直接のしを貼り、その上から包装紙で包む方法で、お祝い事のおすそ分けなどに使用されます。お年賀には「外のし」を選ぶのが一般的で、誰からの贈り物かが一目で分かるため便利です。
